應援團戦記

大学応援団の日々を綴るブログ…あなたの大切な思い出は何ですか?

下級生かくありたし

 

 はじめてのおうえんだん♪ 】 

これを読まれている方は( いるか分からないけど )、応援団の初歩は何から教えられるのだろう疑問を持つかもしれません。華々しいリーダーや、強風に立ち向かう旗手。いきなり憧れの姿になれる訳がない。最初に教わったのは、応援方法でも 独特の挨拶でもない。「 名乗り 」でした。これは自己紹介のことです。大学によって多少の違いはあるものの、大体似たような感じじゃないでしょうか。

 

  押 忍 !

  〇〇大学応援団  

  1年準団員 〇〇 〇(氏名) !  文学部 △△学科!  

  埼玉県立△△△△△△高等学校 出身!

  どーぞ よろしくお願い致しますっ!

  押 忍!

 

以上は我が団の例ですが、頭のてっぺんから爪先まで全力を込め、これでもかと声の限りに叫びます。この 名乗りは不思議な魔力を秘めており、人前で繰り返すうちに 学ランを着る以上の自覚が生まれてきます。右も左も分からないイデオロギーの話じゃないですよ♪ )新人の帰属意識と気合を高めるには、手っ取り早い方法かもしれません。特に他大学の応援団や体育会の仲間に接する時、僕たちの気合は 300%増に達したものです。

下級生の名乗りや拍手っぷりを見ると、その応援団のカラーや馬力が見えてきます。当時の幹部先輩方からも、新人なら応援方法や歌詞を間違えることを気にせず、元気よくやれ  と言われました。実際は練習や試合で間違えた場合…ご想像通りの状況に陥ります (泣)

 

話変わって旧海軍兵学校や機関学校の一幕。全国から集まったエリート士官候補生たち。彼らも入校初日に 姓名申告の練習を何時間もやらされたそうです。初対面の先輩連中からの恫喝、鉄拳、執拗なやり直しは熾烈を極め、金◯が縮み上がる思いだったとか。自己紹介を通して個々の自覚を促し、組織への誇りと忠誠を感じさせる。時代は違えども、ありがたきは先輩方のご指南だなと思います。

 

 

 学ラン姿の人気者 

…入団して数ヵ月した秋の日。3年生の付添いとして学内を歩いていた際、某サークルの男女数名のおしゃべりを目にしました。恋愛話を大声で…お菓子を地面に食べ散らかしながら。そこは学食の出入り口前で、みんなが迷惑しているのは 誰の目にも明らか。品がない奴らだと僕も思いました。そのまま通り過ぎようとした時、先輩はよほど腹に据えかねたのでしょう、

「 おい、あいつらの前で名乗りでもしてこいッッッッッ!!!! ジョジョ風味

要は でかい声と気合いでぶちかましてこい と。

 

この軟弱学生どもがぁ~ッ、と我々が思ったかどうかはあえて触れませんが、彼らの前に全力疾走、僕は件の自己紹介を奉呈しました。間近で大声を出されたら、誰だって驚くに決まっている。静まり返った彼らの井戸端会議は、そさくさとお開きに。

『 …何よ、あの勉三さんたち! 』(cf.キテレツ大百科

と背後からはっきり聞こえましたが、そんなことはどうでもいい。一般学生相手に、少し大人げない事をしたかなとも思いました。注意をするなら他にもやり方があったでしょう。しかし威勢の良さと服従は下級生の本分。これでいいのだと自分を言い含めた次第です。 

 

あの時のサークルの皆さん、覚えていらしたら許して下さいね。  From 勉三 

 

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 * 学ラン精神の権化、苅野勉三。こう見えて美人の彼女がいる。男は心なのだ。